ママ振袖をイマドキ振り袖にするテクニックをご紹介
近年、SNSで「ママの振袖」を着た姿をアップする10代のアカウントが増えています。成人式の振袖もママ振袖を着たいという声が増えているようです。
しかし、ママから受け継いだ振袖を当時のまま着てしまのはどうなのでしょうか? そこで本コラムでは、ママ振袖をイマドキ振袖に変えるテクニックについてご紹介したいと思います。
ママ振袖の状態を確認してみよう
成人式でママ振袖を着るために、まずしなければならないのは、ママ振袖のチェックです。どのようなことをチェックしなければならないか、ご説明しましょう。
■シミは浮いていないか
振袖を長期間タンスなどで保管していた場合、しまったときにシミがなくても、保管中にシミが浮いてくることがあります。背面・裾などの目立たない場所に小さく浮いてくるだけでなく、襟元な、パッと見て目立つ所に、それなりの大きさでシミが浮いている場合はシミ抜きに出すなどの対応が必要です。
■キズや穴はないか
シミと共にチェックすべきなのが振袖にキズや穴がないかの確認です。振袖をしまうときに見逃されている場合があり、万が一キズや穴を見つけた場合は「かけつぎ」という補修が必要で時間もかかるので早め早めの確認が必要です。
■サイズは合っているか
ママと身長・体型が異なる場合、振袖をほどいて洗い張りなどをほどこした上で、サイズ直しをしなければなりません。しかし、元々ある生地の範囲でしかお直しできませんので、着用する方に合わせることができないケースもあります。
ママ振袖には帯や小物をレンタルしてリメイクしよう
ママ振袖がいかによいものであっても、振袖にもトレンドがあり、それを意識した帯・和装小物でイマドキ感を演出することが重要です。ここ数年はレトロ・アンティークな振袖がトレンドなので、帯や小物でレトロ・アンティーク感を演出するといいでしょう。ここでは帯・和装小物の選び方を具体的にご紹介していきます。
■帯
振袖は袋帯という表地と裏地を縫い合わせた帯を締めるのが一般的です。4m半以上の長さがあり、振り袖姿に大きく影響するため、帯を変えることでかなりトレンドを反映させることが可能です。
近年はレトロな大柄振袖を引き立てるタイプが人気。羽をいっぱい取った結び方が主流なので、帯はむかしより長めになっています。現代の長さのものに変えるといいでしょう。
■草履・バッグ
草履は現代のものが格段に歩きやすく、痛みなどを感じにくいよう工夫されています。振袖を着る方のサイズにもよるので、草履は履く方にあわせたものを選ぶことをおすすめします。
バッグは、ちりめん素材やガマ口型などを選ぶのがレトロ感を出すコツです。草履とバッグがセットになったものは特別感があり調和もしやすいのですが、必ずしもセットでなくてもいいでしょう。
■半襟・重ね襟
凝った刺繍が入ったもの、レース、フリル、スワロフスキーのラインストーン、パールなどがあしらわれた豪華な商品が増えています。カラーバリエーションもむかしよりかなり豊富なので、身に付ける方の個性・顔色・ベースカラーに合ったもの、好みに合うものを見付けましょう。
■帯関連の小物
帯揚げはちりめんや、矢羽根・ドット・ダイヤ柄などのアンティーク柄が人気。帯締めはアンティーク、もしくはアンティーク調の金古美・ガラス玉が人気です。つまみ細工にパールやビジューをあしらった豪華なものなど、バラエティー豊富。これも身に付ける方の好み・個性にあったものを探しましょう。
■ショール
防寒の観点からもショールはおすすめですし、身に付けることによって振袖姿が、より華やかになります。ショールにもいろいろなサイズがありファーショールが人気です。
ママ振袖相談会に参加しよう
ママ振袖を着たい方、子供にママ振袖を着てほしいママを対象とした相談会を開催している振袖レンタルショップがあることをご存じでしょうか。ママ振袖に関するお悩みについても相談に乗ってくれます。
■プロの目できびしくママ振袖チェック
ママ振袖の状態をプロの目できびしくチェックしてくれますので、成人式当日着られるかどうかが明確に確認できます。
■トータルコーデを提案
ママ振袖が成人式当日に着付けができる状態であれば、ママ振袖をイマドキに着られるように、帯や小物などのトータルコーディネートを提案してくれます。ママ振袖に関する質問やお悩みにも可能な限り対応してくれます。
■ママ振袖プランを依頼すればすべてが整う
相談会を開催しているショップでは、ママ振袖プランを用意しています。相談の結果、振袖レンタル店におまかせしたいと思えば、帯や小物などのレンタル、当日の着付け・ヘアメイクなどがパックなったプランなので、個人で準備する手間がなく便利でしょう。
なかには、ママ振袖のクリーニングやプロカメラマンによる記念撮影・前撮りまでもパックに含むショップもあります。ひとつの窓口ですべてが整い、必要なものを振袖のプロが抜かりなくそろえてくれるので安心感が高いのでおすすめです。
まとめ
ママ振袖をイマドキ振袖に変えるテクニックについてご紹介させていただきました。和装小物・帯をすべて自分たちで吟味して、そろえるのはかなりの知識や労力が必要となるでしょう。
プロと相談しながら、すべてアドバイスをもとに成人式の準備ができる振袖のレンタルショップがおすすめです。そして、できれば着付けやメイク・撮影まですべておまかせできるショップであれば理想的だと言えるでしょう。