直前だと間に合わない!成人式の振袖選びはいつから始めるのがベスト?
女性が成人式で着用する振袖には、さまざまな色や柄があります。仕立て済みのレンタル品であれば流行や好みだけでなく、本人の体型で着られるものが限られてきます。それでは、成人式の準備はいつから始めればよいのでしょうか?ここでは振袖選びを行うのに適切な時期と予約が混雑する時期、早めに準備を始めなければいけない理由を解説します。
成人式の振袖選びを行うのに適切な時期
振袖を選ぶ適切な時期はいつなのか、成人式までの期間に合わせて説明します。
2年半前から3年前
一般的には2年半前から、早い人は3年前から振袖選びなどの準備をしています。仕立て済みのレンタル着物を利用する場合、仕立てにかかる時間を考慮する必要はありません。しかし、振袖を仕立てる場合は最低でも3か月はかかると考えておきましょう。反物から選ぶ場合はさらに時間がかかるようです。
そのほかにも振袖選びをする際は帯や草履、バッグ、そのほかの小物類も選ぶ必要があります。草履や小物、バッグを選ぶのにそこまで多くの時間はかからないとされていますが、帯は振袖の柄や色に合うものを選ぶ必要があるため、選ぶのに時間がかかるようです。
1年前
成人式の1年前には予約の最終時期に入ります。この時点で振袖の早期特典が終了し、髪のセットや着付けをしてくれる美容院の予約も埋まってくるようです。着物を購入・レンタルした店舗で着付けとヘアメイクのサービスをする場合もありますが、予約時間も早めに枠をとっておかなければいけません。予約が遅ければ着付け開始時間も遅くなり、混雑してストレスになるでしょう。
半年前
決して振袖を予約できないわけではありませんが、時間に余裕がないので仕立てるのは難しいでしょう。レンタルする場合でも、好きな柄を選べる余裕はほとんどないと考えてよさそうです。着付けとヘアメイクに関しても、美容院の予約はほぼ埋まっている状態なので、予約をとることに時間をとられてしまいます。半年前から成人式までの期間では、希望する振袖を着ることができない、着付けとヘアメイクの予約も困難であると考えましょう。
振袖予約が混雑しやすい時期
予約が混雑する時期は、主に1年半前の8~9月、1年前の1~3月です。8~9月は振袖の新作が出る時期で、新しいデザインや流行色を使用した新作が発表されています。最新の振袖を着たいという人は、この時期にリサーチして選びましょう。1~3月はレンタルしていた振袖が返却される時期です。
それよりも前に振袖を選び始めており、好みに合うものがなかった場合は、1~3月を狙うと好みの振袖が見つかる場合があります。どちらも予約が混雑しやすい時期なので、ゆっくりと振袖を選びたい人は時期を外すとよいでしょう。
なぜ、成人式の振袖選びを早めに行う必要があるのか?
希望する振袖を着る
振袖を早く選んで準備をしておく理由は「着たい振袖で成人式や前撮りをするため」が第一です。未婚であれば結婚式などで着ることもありますが、そのために振袖を用意する人は少ないでしょう。20歳を祝う「成人式」で、親や友人に「似合っているね」「きれいだよ」と声をかけてもらうと、より一層喜びが増すのではないでしょうか。しかし先ほど紹介したように、成人式の半年前になると、希望する振袖はほとんど残っていないようです。
平均身長より高い・低い人向けに用意されている大きい・小さいサイズも、用意されている数が標準的なサイズに比べて少ないということもあり得るでしょう。適切な時期に予約しておけば、豊富な種類から振袖を選べるため安心です。またレンタルでも、体型に合わせてオーダーできる振袖を取り扱っていることもあります。その場合は仕立てに時間がかかるので、時間に余裕をもって予約する必要があるでしょう。
前撮りの季節を調整できる
成人式前に写真撮影する「前撮り」と、成人式後に行う「後取り」があります。多くの人は「前撮り」をするのですが、振袖を着ると想像以上に暖かく動きにくいので、暑い夏の時期は避けたいものです。室内だけの写真撮影のみで終わればそれほど不便さは感じませんが、撮影後に家族で食事会をする場合は外に出る、車に乗る、歩く、食事をするなど、さまざまな動作をしなければいけません。慣れない振袖で動くことや暑さでストレスになるでしょう。前撮りの時期を調整し、過ごしやすい気温になった秋に行うためにも、早めに振袖を選んで予約しておくことが必要です。
振袖選びを始めるのに適した時期や予約が混雑する時期、早めに開始する理由を解説しました。振袖を着る機会はあまりなく、人によっては成人式のみ着用する場合もあります。人生で一度のイベントなので、成人式を楽しみに待ちわびている新成人は多いでしょう。また、親の振袖を着て参加する人もいるようです。成人式で好みの振袖を選べるように、できるだけ早い時期から準備に取りかかることをおすすめします。